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2020.02.15
COLUMN
仕立ての良いスーツとは④
前回のつづきですが、スーツの顔と言われるのが、『襟』です。
スーツ用語では「ラペル」といいます。
仕立ての良いスーツとそうでないスーツでは、このラペルに雲泥の差があります。
前出の毛芯仕立ての襟であれば、ハ刺しといって、生地と高級芯地を縫い合わせて接合しており、絶妙なロールが立体感を演出してくれます。
胸回りに男性的なボリュームができて美しい見栄えになります。
そうでないスーツは、接着芯(芯地に水溶性接着剤がついたもの)で生地と芯地を接合しており、ペラペラ感が出ており、ラペルのロール感がありません。
こういった細かい部分にも、仕立ての差がでてきます。