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2019.12.24
COLUMN
仕立ての良いスーツとは②
1ヵ月ほどブログを更新せずに、もう年の瀬を迎えてしまいました…。
さて、今回は肩の作りについて
前回①にてブログでご紹介しましたが、肩の着心地を左右する工程として生地の『いせ込み』というのがあります。
日本人は前肩なので、肩線が前方に屈曲しています。
それに沿ってスーツを作るには『いせ込み』という技術が必要です。
肩の接合する部分の前身頃の長さを短くし、後身頃を長くして縫い合わせ、丹念なアイロンワークで見事な湾曲を作り出します。
こうすることで、日本人の身体に合ったジャケットを作ることができます。
この工程がしっかりしていると、ジャケットの重みが肩に分散されて疲れにくい着心地のよいスーツに仕上がるのです。
オーダースーツでは既製品にない体に沿ったラインで仕立てることができるので着心地の良いスーツをご提供できます。