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2019.06.17
COLUMN
スーツの素材について②
前回に引き続き第二弾です。
今回はポリエステル、シルク、カシミアについて。
ポリエステルは安価で丈夫な素材で、ウールとの混紡生地が生地としてよく使用されます。
強度が高いので、スーツに大きな負荷のかかるビジネスマンにとってはおすすめです。
しかし、生地が少し固いのでシワになると消えにくく、独特のギラつきがあり比較的価格スーツの素材によく使われています。
次にシルクについて
シルクはご存知の通り、蚕の繭で高級品として知られています。
上品で美しい光沢感があるのが特徴で、軽くて通気性に優れます。
しかし、その分摩擦に非常に弱く、メンテナンスも難しいです。
こちらも、夏物のウール混紡生地でよく使われています。
最後にカシミアです。
カシミアはカシミール地方に住む「カシミア山羊」の産毛を使った素材です。
マフラーやセーターの素材として使われているように、柔軟で温かみのある肌触りなので冬物生地に多いです。
カシミアも非常に高級で、水に弱いので、日常シーンでの着用はあまりお勧めしません。
しかし、スーツを仕立てた際の手触りの滑らかさと言ったら極上ものです。