TAILOR GOSO|創業100年・富山のオーダースーツ専門店 テーラーゴソー

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2018.08.19

PRODUCTS

おすすめスーツ生地②

第2回目のおすすめ生地紹介です。

前回はイギリスのダンヒルを紹介しましたが、今回はこちらです!

 

Ermenegildo Zegna エルメネジルド・ゼニア

すごく王道ですね。笑

スーツ好きの人ならだれでも知っていますよね。

イタリアを代表する世界的なファッションブランドで、製造工程においても最新技術を導入して最高級生地を創り出す、超有名ブランドです。

当店では、フルオーダー生地としておすすめしております。

軽量さと柔軟さを兼ね揃えており、英国生地と比較すると、艶があってしなやかな生地が多いのが特徴です。

また、ゼニアには多くのレーベル(生地ラインナップ)が存在します。

夏物の代表として、Cool Effect(クールエフェクト)。出張や旅行で活躍する、皺になりにくいTraveler(トラベラー)。シーズン問わず着られる、細番手を使ったツヤ感が特徴のゼニアの定番Trofeo(トロフェオ)。中でも最高級のものとして、15ミクロンの超極細な糸を使用した15milmil15(15ミルミル)などまだまだありますが、キリがないので…。

それぞれレーベルごと特徴が大きく異なっており、次は何で作ろうか悩ませてくれるところがリピーターの多い秘訣なのかもしれません。

 

ゼニアはショップとして多く見かけるけど…とお思いの方も多くいらっしゃると思いますが、元々は生地メーカーとして創業しました。

オーストラリアの最上級の原毛を買い付け、イタリアの自社工場にて紡績・染色・仕上げまでを一括管理するシステムを築き上げ、品質の良さにおいて世界中に高く評価されました。

その結果、多くのメゾンブランドのスーツ地として供給し、生地メーカーとして世界中のトップの座に位置しました。

そうして基盤が整った上で、自社のプレタ(既製品)の販売チャネルを確立しショップを世界中に展開し、その名を轟かせる形になったのです。

今では、世界中に500以上のショップがあり、日本でも路面店や百貨店内に20以上の店舗が立ち並びます。

 

 

よくご質問を頂くのですが、ゼニアには赤と青のラベルがあります。

赤いラベルがつけられているのは、ゼニアジャパンを通して正規輸入されたもので、オーダースーツ専用生地なのです。

逆に青ラベルは、既製品や並行輸入生地につけられており、セレクトショップや通販の格安ゼニアスーツなどに大概この青ラベルがついています。

 

話は変わりますが、私はゼニアでオーダーするのであればやはり冬物かなぁと思います。

夏物にはない適度な重量が非常に高級感を演出し、またツヤがすごく艶やかです。

富山でゼニアをあまり普段使いとして着回したくありませんが(車のシートや椅子などで生地が擦れてしまうため)、ここぞというときのスーツとして、すごくおすすめです。